酔っ払い女子にビンタされたかった話
結構昔、大阪の繁華街で1分千円とかで叩かれる「殴られ屋」というのが、TVで出てた。殴られ屋の男は1分千円で、その1分間は殴られ放題というやつです。
当然、格闘技とかしている人は殴っちゃだめだけども、夜の繁華街なんて酔っ払いも多いし。手加減無しにボコられたら下手すりゃ病院送りになるんじゃないか、と面白半分に流し見していたその時だ。
その殴られ屋、若いギャル2人にボコられてるじゃない、なんだよ羨ましい。と、僕のMの血が騒いだ訳です。
ええ、もちろん殴る「客」として男・女は選べないです。ただ、別に商売しなくてもいいんです。夜の繁華街でほろ酔い程度に酔ったギャルに、殴られるチャンスがあると確信した僕。
慣れない夜の繁華街へ行き、深夜の路上で人間観察。という名の、殴ってくれそうな可愛い子ちゃん探し。今思い出しただけでも、非常にむず痒くなってくる、封印したい黒歴史。
いろいろな人を見てみる。泥酔は論外、男連れも論外。それから4,5人以上のグループは怖い。適度に酔っていないとダメ。やってみると、なかなか難しいんです。
僕が殴られ屋に・・いや、男が来るかも。そもそも、夜のお店のキャッチや呼び込みも慣れない僕には怖くて、絶対無理だな。あの殴られ屋さんは、場慣れしていて肝も据わっている。もちろん体も鍛えて・・と敗者の思考に支配されていった僕。
ぼんやりと、縁石に座って物色を続ける僕。自覚はなくとも、いやらしい目つきで、道行く女性たちを追いかけていたのだろうな。いきなり1人の女が僕に向かってきました。
お!もしかして来たか!!絡まれるか??無言でビンタされたい!
次の瞬間。「キモいねん。見んな、おっさん」ヤンキーっぽい声で非難され、空の飲み物容器を投げつけられた。
その女は2,3人の似たような女性たちの元へ向かって、僕の方を見ることもなく連れ立って行ってしまった。
ああ、おっさんか。まだ20代なんですけど。しかもキモい、か。まあ、その通りなんですけどね
投げつけられた飲み物容器には若干の飲み残しとストローがささっていて、ストローにはリップかな、なんかピンク寄りのオレンジっぽい色が付いていました。顔が見えなかったけど若い子っぽかったな、僕も若いですけど。
で、その戦利品はどうしたかというと、何もせず駅のごみ箱に捨てた。女なら誰でもいいって訳じゃないですし、ああ言われたら萎えてしまったんです。一番は夜の街での自分のダサさに嫌気がさしたって感じですね。
こういう阿漕な発想は何も生まないので、普通にいじめてくれる相手を頑張って探します。M男としてのSM体験じゃないですね。強いて言えば、心を殴られた感じです。そっち方面に目覚めていないのか、まだまだMとしては一合目といったとこですね。
そういえば、殴られ屋と全然関係ないですが、ストレス発散に皿を割りまくれる、みたいなのもありましたね。制限時間内で壁に皿を投げまくるというやつです。あれも大阪だったでしょうか?ストレスが多い世の中です、色々面白いビジネスが生まれますね。





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