見た目でMと決めつけない・怒鳴らない教訓を得た
大学7回生の自分にも春が来た、しかし2カ月弱後にすべてを失い撃沈したクソ話。
医学部生よりも頑張っちゃてるね~なんていじられている俺は、大学7回生。要するに3留だよ。ちなみに医学部ではなくてどこの大学にもある4年で卒業できる学部。
サークルの同期生も、みんな卒業しちまった。でも毎年新入生から大先輩って馬鹿にされるのに顔を出す理由は、もちろん彼女探し。Mっ気の多い子を調教してやりたいっていう100%不純な動機。
ようやく自分も卒業できる目途が立った今年、新歓コンパで「緊縛ストラップ」をつけてる子がいた。知ってるかな、ちょっと前に流行った、人とか犬とかが亀甲縛りされてるちっちゃいやつ。
見る人が見ればわかる!あ、この子そっち系なんだって。しかも、新入生じゃなくて去年入学したあんまり来ない子。
自分もちょっと話したことがあるくらいだけど、感触は悪くなかった。嫌われてはいないし、面識もある。それでそっち系ときた。
これは、ちょっと誘ってみようかな、春が来た予感、と鼻の下のばしていた愚か者だった。
何回か学内の食堂とかで、その彼女と話をしたんだ。あんまり来ないのは兼部しているから、とか、お互いの学部の話とか。当たり障りのない感じで。
だんだん学内で会うようになって、これはイケるって思った。その緊縛ストラップと、人となりを観察するに、この子はMで彼氏無しで、自分に興味がある!と。
表面上、週に1~2回程度会って喋っていたけど、自分自身はずっとその子とSMとかの羞恥プレイをすることを考えていた。
大学7回生であることも馬鹿にしない、本当にいい子だ。それで、ある飲み会のあとでストラップについて聞いてみた。
「それってどこで買ったの?面白いね」
そしたら「えっと、どこだったかな」って。おいおいおい、恥ずかしがるな!と思った。
「いや、だからどこのお店で買ったのってきいてるの」
「友達に色んな小物もらった中のストラップだと思うけど、買ったお店は知らないよ」
「は!意味わからずに付けてたの?」
「これ、色的にリュックに合うから。サルボボだっけ、岐阜の。」
「いやいやいや。縛られてるでしょ!」
「え、そうなの?サルボボかと思ってたよ」
こんな感じでようやくお互いに誤解している事が明らかになった。やり取りは酔っぱらっていたので、だいだいこんな感じだった、うろ覚えっす。
そして、ここからが大問題。飲み会で酒が入ると、やっぱり自分は失敗する。思わず吠えてしまった。
「・・・紛らわしい事を・・・すな!!!」と、大声で怒鳴っちゃった。
もう、その日以降サークルには行けなくなった。人づてに、自分の悪評と「ストラップおじさん」という名誉ある称号を頂戴していた事が分かった。
結局、全部自業自得で自分に春は来なかった。7年も大学にいると、特にサークル方面で繋がりが広がるわけだけど、それも全部消し飛んだ。
就職は食品系大手に決まったけれど、社会人になってまた同じことをやりそうで正直怖い。残りの大学生活も、めちゃくちゃ灰色。
クソ話と言って、大学生活の全てを失ったのは自分が悪い。反省、猛省の嵐だけれど、そういう性分なんだろうな。
最悪なS男の懺悔でした。こうやって吐き出せば、どす黒いものが抜けていくのかな、とまた他力本願な考え方で書きました。
いつかパートナーができたら、絶対に大切にする。そう自分に、毎日暗示をかけている25歳のストラップおじさんでした。



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